<まえおき>
私がブラジルに住んでいたのは、1988年から2003年まで。もう10年以上も前のことです。自分自身、精神的にはこの10年何の成長もないような気もしますが、私が帰国した時にうまれたばかりの赤ちゃんは今、小学生のはずだし、10歳だった小学生は成人式を迎えてる訳で。そう考えたらあきらかに時は動いています。なので、私のブラジルレポートにはかなりのタイムラグがあることを最初にお伝えしておきます・・・
<ブラジル思い出レポート>
その1:ランバダ
ランバダがヨーロッパから逆輸入されてブラジル国内で流行った時、私はリオにいました。当然のように私はその流れに乗って、友人のブラジル人と2人でランバダを習いに行きました。ダンスの基礎のない私たちは、まず、基本コースから。今思うと、ちょっとスクールを間違ったような気がしますが、そこはブラジル人のおばさん達がいっぱいきている、社交ダンスの教室のようなところでした。
が・・・・!!!!!そのおばさん達、さすがブラジル人。リズム感は決してあなどれません。まず、教室の端から端まで、音楽に合わせて普通に歩くのですが、これだけでも彼女達と私はまったく違うのです!私の師匠ヴァスコが「ブラジル人はシンコペーションで歩く」とよく言いますが、本当にそうなのです。しかも、彼女達は腰で歩くのです。「いろは」の「い」でつまづいている私に、あるブラジル人のおばさんが、「難しく考えないでいいのよ。車のドアをこうやって閉めるでしょ?(と、腰を横に突き出す)これでいいのよ。」と秘訣を伝授してくれるのですが、それでもやっぱり・・・・だいたい私は車のドアは手で閉めるし・・・
これは、血のなせるワザなのか、それとも単に私にリズム感がないのか、と悩みながら何度も端から端に歩く私。その後いよいよペアを組んでダンスのレッスン。結局何度か通い、先生に個人レッスンまでしてもらいましたが、習得できず、その上、先生には、クルっとまわって体を後ろに倒した時、「こんなに小さいのに、なんでこんなに重いんだ」と文句言われるし。要するにダンスの基本ができてないから、体重の移動ができなかっただけなんだけど。
と、まあ、ちょっとトラウマになってしまうようなランバダ体験をしたのでした。
時は流れ、つい最近、今度こそとサルサのレッスンを受けた私。
結果は、討ち死に。やっぱり、血ではなく、リズム感の問題だったようです・・・。
香良子