Guilherme
Rondon / Piratiningaギレェルメ・ホンドンはこのアルバムでレジオナル・ミュージック部門でシャープ賞を受賞。ブラジル中心部の美しい自然からインスピレーションを得たパンタナル・スタイル(グァラニア、ポルカ、シャマメなどのリズム)をベースにMPBスタイルをフュージョンし、独自のレジオナル・ミュージックのスタイル(地方色の強い音楽のスタイル)を作り上げたアーティストとして一目置かれた存在です。軽快なリズム、美しく、豊かな、現在のブラジリアンPOPとは全く違う、日本ではあまり紹介されていないスタイルのアルバムをチョイスしました。イヴァン・リンスもゲスト出演して、あの美しい歌声を聞かせてくれます。ブラジリアン・スタイルのヒーリング・アルバムです。ぜひ聞いてみて下さい。
<パンタナル地方とレジオナル・ミュージック、そしてギリェルメ・ホンドン>
パンタナルはブラジル中心部に位置し、牧歌的で豊かな大自然が未だに人々を魅了する、ブラジル人でも一度は行ってみたいあこがれの土地です。
その地方、地方の独自の音楽のスタイルをベースにしている音楽がレジオナル・ミュージックと呼ばれている音楽で、カントリー、フォークロリック、日本で言う民謡のような位置づけで、10曲目にゲストで出演しているアルミール・サルテルが有名ですが、その分野で新たに登場したのがこのアルバムの主であるギリェルメ・ホンドンでした。昔ながらのパンタナルのスタイルを踏襲しているのではなく、MPBのスタイルをフュージョンして現代風にアレンジし独自のスタイルを作り上げ、レジオナル・ミュージックに新しい息吹を吹き込んだのが高い評価を得、シャープ賞の一位を受賞した理由でした。
レジオナル・ミュージックの持つ豊かな温かさが、ギリェルメ流に美しく洗練された癒しの世界をご堪能下さい。
<プロフィール>サンパウロ1952年生まれ。大自然の美しいブラジル中部パンタナウで育つ。作曲、ギター、アレンジメントをClam Zimbo Trioスクールで学び、大学のミュージック・コンテストに多数参加、2つの賞を獲得する。パラグアイやアルゼンチンを始とする南米各地でコンサートを行い、リオのフリー・ジャズ・フェスティバルにもギタリストとして参加、ソン・ブラジル、グローボTVなどのテレビ番組にも多数出演。イヴァン・リンス、ナナ・カイミ、アルミール・サテルなどにも曲提供をしている他、TVプログラムのテーマソングを多数作曲している。